ボトックス

ボトックスとは、ボツリヌス菌から抽出されたたんぱく質の一種でアセチルコリンの分泌を抑えることで筋肉の動きを止めてしわを軽減したり、発汗を抑えたりすることができます。アラガン社のボトックスビスタは、現在、70カ国以上で承認され、その安全性や効果は確立されています。日本でも2009年に厚生労働省に承認されました。
施術時間も短く、比較的安全な施術のため忙しい方にも人気の治療法です。

表情じわ

目尻や眉間、額などの表情じわの改善に効果的です。「眉間にしわをよせるくせが治らない」、「目を見開くと額になみなみとしわが現れる」などは、自分ではなかなか気がつかないものです。
ボトックス注射を行うと、注射した部分の筋肉の動きが弱まり、しわが目立たなくなります。
アメリカでは、アラガン社が製造したボツリヌストキシン「ボトックス(商品名)」が眉間のシワ治療薬としてFDA(米食品医薬品局)で認可され、その安全性・効果性はすでに確立しています。 欧米では、シワに対する美容外科・美容皮膚科で10年以上使用されております。

多汗症

ボトックスは多汗症の治療にも応用されています。
多汗症とは、緊張やストレス、飲み薬などの影響で汗の分泌が多い症状を指します。
特にわきの下は、もともと汗腺が密集しているため多汗症を起こしやすく、わき汗でお悩みの方も多くいらっしゃると思います。汗が気になってつり革につかまるのも気にしたり、タオルや着替えの用意がないと不安になったりと、日常生活で不便なことも多いです。
多汗症のボトックス療法では、汗腺への刺激をボトックスによって抑え、神経から汗を出す命令をストップさせて発汗そのものを起こさないようにします。
完治させるための療法ではないので3−6ヶ月に一回程度の割合で注射が必要となります。