男性更年期障害(LOH症候群)

女性だけではない「更年期障害」

最近、何事にもやる気が出ない、疲れやすい…。
実は、年齢のせいではなく「ホルモンの低下」が原因かもしれません。このような男性ホルモンの低下で起きる症状を、LOH症候群(加齢男性性腺機能低下症候群) と呼びます。


原因

血液中に性ホルモン(男性ホルモン)が徐々に低下していくことによって起こります。もともと男性は女性と比べると性ホルモンの減少が緩やかであり、その分体に出る症状も比較的軽いことが多いです。

しかし、近年は30~50代の働き盛りの男性が急激な性ホルモン低下により更年期障害を発症するケースが相次いでいます。主な原因はストレス、生活環境の急激な変化、ビタミン不足などといわれていますが、詳細については解明されていません。


症状

人によって症状は千差万別ですが、体の症状、心の症状、性の症状の3つが組み合わさることが多いです。

体の症状では筋力の低下、それに伴う疲労感などが現れます。もともと性ホルモンは男らしい体つきを形成するものであり、これが減少すると体から男性性が失われていきます。骨粗鬆症や記憶力の低下、体のほてりなども主たる症状の一つです。

心の症状としては抑うつ状態や集中力の低下などが上げられます。性ホルモンは負の感情を抑制し、精神を健康に保つ効果がありますが、これが減少するとマイナス思考になり、何事に対しても意欲が失われていきます。今まで熱心に打ち込んでいた仕事に対する熱意が急激に失われた場合などは注意が必要です。

性の症状はEDが顕著です。性欲も減退し、性生活が貧困状態に陥ります。


検査と治療

血液検査と唾液検査で「男性ホルモン」「副腎皮質ホルモン」などを中心に総合的に検査します。医師がホルモン剤の投与が必要と判断した場合は、副作用が少なく安心して使用できる「天然ホルモン剤」のクリームを処方します。ご自身でクリームを塗布するだけですので、注射のように通院する必要がありません。軽症の場合は、男性ホルモンに変化する副腎から分泌される「DHEA」というホルモン剤のカプセルを処方します。


検査費 55,000円(税別)
治療費 治療内容によって異なる。
(男性ホルモンを処方した場合、一カ月当たり約12,000円〜)

セルフチェック

各問診の点数を書き出し、全ての項目の合計点数で評価します。点数と重症度は以下のようになっております。

□ 総合的に調子が思わしくない
□ 関節や筋肉の痛み
□ ひどい発汗
□ 睡眠の悩み
□ よく眠くなる、しばしば疲れを感じる
□ いらいらする
□ 神経質になった
□ 不安感
□ 体の疲労や行動力の減退
□ 筋力の低下
□ 憂うつな気分
□ 絶頂期は過ぎたと感じる
□ 力尽きた、どん底にいると感じる
□ ひげの伸びが遅くなった
□ 性的能力の衰え
□ 早朝勃起(朝立ち)の回数の減少
□ 性欲の低下

<合計点数>