LOX-index

LOX-index(ロックスインデックス)検査とは、動脈硬化に対する脳梗塞・心筋梗塞の発症リスクを評価する検査です。LDLといわれる、いわゆる「悪玉コレステロール」は、健康診断を受けたことがある方なら耳にしたことがあるでしょう。この悪玉コレステロールが酸化し、酸化LDLとして体内でLOX-1という受容体と結合すると血管内で炎症をおこし、動脈硬化の原因となります。この酸化LDLに関連する数値を分析し、体内の動脈硬化や脳梗塞などの危険を予測し、予防につなげるための検査です。

近い将来の発症を予測します

厚生労働省の資料によると脳血管や心臓の疾患はがんの次に多く、我が国でも死因の2位・3位を占めています。さらにこの表では高血圧の患者数が除外されているため、潜在的にはさらに多くの方が「予備軍」として心臓病や脳梗塞などのリスクにさらされています。また、脳疾患の怖いところは発症部位によって身体部分にダメージを与え、歩行障害など生活に大きく支障をきたすところです。現在寝たきりになっている方の4割弱が脳の疾患によって歩けなくなり、補助器具や介護によって生活しています。

約4mlという微量の血液で今後おおよそ10年間の動脈硬化の進行や脳梗塞・心筋梗塞の発症リスクをチェックができます。現状、脳ドックなどでは発症していないと異常部分を見極めることが出来ず、将来のリスクまでは発見出来ないため、LOX-indexだけがリスク評価が可能な検査です。
もし検査結果が悪くても、落ち込む必要はありません。栄養バランスを鑑みた食習慣や適度な運動など、生活習慣の改善で10年後の予測よりも発症リスクを軽減させることも可能です。それらはすべて患者さまご自身の心がけひとつです。当院も食事指導などの生活習慣の改善といった、健康へ向けたサポートをさせていただきます。
また、検査の結果をご報告するだけではなく、結果から見えてくる予測を分析し、リスクに備えて生活習慣を改善する・検査によって数値化することで患者さま自身にも「治療が必要」との自意識を持って頂きながら治療にあたることができます。痛い・苦しいなどの自覚症状がないと節制を心がけにくく、つい食べたいものに手が伸びてしまう…などというお話もあちこちで耳にします。そんな時検査結果の用紙を見直すことによって、ご自身の身体の状態を今一度省みて、節度ある生活へ努力できるツールにもなりうると考えております。